運動器疾患・関節病の代表的な症状
- 散歩に行きたがらない
- 手、または足を挙げて歩く
- ジャンプしなくなった
- 寝ていることが多くなった
上記の症状に心当たりがある場合は、
愛犬・愛猫が「運動器疾患・関節病」にかかっている可能性がございます。
運動器疾患・関節病について
老齢性の関節炎・運動器疾患は、そのほとんどが内科管理で維持できます。(まれに手術以外の選択肢が無いこともあります)
それは人医療での整形外科を見ても分かります。人医療の整形外科にかかっている人の多くが内科管理を受け、通院を続けているケースが殆どです。手術まで進むケースはごく僅かなのです。
老齢性の関節炎・運動器疾患で大事なのは早期の治療介入です。
内科管理で治るということは滅多になく、病気の進行を抑える事が治療のメインになるからです。
逆に全然、肢をつかなくなってから治療を始めても、劇的な改善はありません。それどころか、一本の肢を痛めたら、三本の肢で体重を支えるため、更に他の肢も痛めることになります。
最終的には寝たきり生活で飼い主による介護が必要となります。
アメリカでの安楽死の最多理由は「自分で立てなくなったから」です。
当院の整形内科の特徴
問診・触診
様々な理由や場所で運動器疾患や関節疾患は起こります。
問診や触診を充分に行います。
レントゲン検査
必要があれば、レントゲン検査を行います。
また、腎臓が悪いと使えないお薬もあるので、血液検査を実施することもあります。
注射
まずは1週間に1回注射をします。これを計4回。
その間、状況に応じて飲み薬やサプリメントを処方します。
その後は1ヵ月に1回注射を継続します。
経過観察
寿命が尽きる、その最期の時まで、お散歩が出来ると良いですね。